広島市中区竹屋町の歯医者 「Mデンタルオフィス」 一般歯科から予防歯科・審美歯科・口腔外科まで

Mデンタルオフィス

診療のご予約・お問い合わせは:082-248-6750

歯周病治療Periodontal Dentistry

生涯にわたり健康な歯でいるために

Mデンタルオフィスの治療目標は長期的に安定した健康と機能であると考えます。このため歯周組織へのケア(歯面及び歯肉縁下のプラークコントロール)をなくしてその他の治療を進めることはいたしません。

歯周病とは

歯周病とは、歯を支えている骨や歯茎などの歯周組織が細菌感染により破壊されてしまう病気です。
30歳以上の日本人の実に8割以上が歯周病にかかっていると報告されており、日本人の歯を失う最も大きな原因がこの歯周病です。
こうした状況から、Mデンタルオフィスでは各種歯科治療に先だって、まず歯周病検査を受けていただいております。
歯周病に罹患していた場合は、必ず歯周病治療を実施してから各種歯科治療を開始します。
この手順をふむことが極めて重要です。
口腔内において土台となるのは歯茎や骨などの歯周組織であり、
歯周組織の問題を放置してその他の歯科治療を行っても、不安定な地盤に建物を建てるようなものです。
治療直後は良くとも、ほどなく崩壊してしまうのは想像に易いと思います。

歯周病の始まりと進行

歯周炎(=歯周病)は、たまった歯垢や歯石によりその周囲の歯ぐきに炎症が起こる歯肉炎という状態から始まります。
歯肉炎の状態を放置すると歯と歯茎の間の溝は深化を始め、その深い溝の中(歯周ポケット)に入り込んだ歯垢や歯石をご自身で除去することは不可能になってきます。
この状態を放置すると病状の進行はとどまることを知りません。
歯茎だけでなく歯を支えている骨の破壊が始まり、最終的には歯が揺れ始めます。

歯周病の怖いところは、痛みなどの自覚症状がなく進行することにあります。
歯が揺れ始めて初めて気付く場合や、別の要件で歯科医院を受診して指摘される場合が多いのはこのためです。
生涯にわたり健康な歯でいるためには、そもそもその歯を支える歯周組織のケアは必須です。

歯垢(プラーク)と歯石

歯垢(プラーク)とは、歯や歯ぐきの周りにベタベタと付いている白いものです。
これは細菌のかたまりで、プラーク1mgの中には、1億個の微生物がいるともいわれています。
このような細菌の集合体を「バイオフィルム」と言い、バイオフィルムの中の歯周病細菌が活発になると、歯周病が発症したり悪化したりしてしまうのです。
また唾液中のカルシウムを取り込んで歯石となれば、当然その表面が粗造であるがゆえに、さらなるプラークを蓄積させることになります。
どこかで歯止めをかけてやる必要があるわけです。

プラークや歯石の除去

歯周病の原因となる歯周病菌を減らし、歯周病治療を成功させる為には毎日のていねいな歯みがきでプラークを除去していくことが前提となります。
みがき残しをなくすために、効果的な歯みがきの方法や、歯間ブラシのような口の中の状態に応じた道具の使い方を身につけていただくことが重要です。
歯周病治療の基本的な流れとして、歯面の汚れや歯周ポケット内の歯根面の汚れを順次除去していき、そのステップごとに歯周組織検査を行い反応をみながら治療を進めていくことになります。
これにより破壊された歯周組織が回復できる環境を整えていきます。